ロシア義勇軍団「ナワリヌイ氏の救出作戦あった」 “刑務所内の地図や写真”を公開(2024年2月20日)
刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者のナワリヌイ氏の生前、救出作戦が計画されていたことが分かりました。
ウクライナを支持するロシア人部隊「ロシア義勇軍団」は20日、ナワリヌイ氏の救出作戦を計画していたと明らかにしました。
計画は去年10月以来、練られていて、ウラジーミル州の刑務所から極北のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所への移送途中にナワリヌイ氏を奪還し、ウクライナ側に亡命させる予定でした。
ただ、連邦刑務所とFSB(連邦保安庁)が計画を察知し、移送日時を複数回にわたって延期した後に突如、移送を開始したため救出作戦は失敗したということです。
ナワリヌイ氏は去年12月、ヤマロ・ネネツの刑務所へ移送された際に約3週間にわたって行方不明となっていました。
ロシア義勇軍団は刑務所内の地図や監視カメラの写真、ナワリヌイ氏と他の受刑者との会話だとする情報を公開し、計画が具体的だったと主張しました。
また、プーチン政権内部に協力者がいることを示す狙いもあるとみられます。
ロシア義勇軍団はナワリヌイ氏を救うことはできなかったが捕らわれの身となっている数百人の政治犯を何らかの形で救出するつもりだとしています。
[テレ朝news]