ワグネル 元受刑者の戦闘員4万人のうち半数が死亡 英国防省分析(2023年7月21日)
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」でウクライナでの戦闘のために刑務所から動員された戦闘員は4万人に上り、そのうち半数が死亡したとの分析が発表されました。
イギリス国防省によりますと、ワグネルでは「プロジェクトK」と呼ばれる計画のもとで受刑者の勧誘が行われ、今年初めごろには約4万人の受刑者が戦闘員として参加したということです。
この動員計画のおかげでロシアはウクライナ東部の要衝バフムトを占領できたほか、ワグネルがプーチン大統領の権威に挑戦するほどの組織に成長したと分析しています。
一方で、わずか数カ月の間に約2万人の元受刑者の戦闘員が死亡したとしています。
また、ワグネルに参加し、赦免された元受刑者の戦闘員の多くはワグネルに所属し続けるという申し出に応じる可能性が高いとしています。
さらに、刑務所からの動員計画はロシア国防省に引き継がれているとしています。
そうしたなか、イギリス政府は20日、中央アフリカなどで活動するワグネルの関連企業とワグネルの創設者プリゴジン氏の「右腕」と呼ばれるコンスタンチン・ピカロフ氏を制裁対象に指定したと発表しました。
[テレ朝news]