“武装反乱”直後にロシア政府専用機が到着 アメリカが発着許可した理由は
6月27日、アメリカの首都・ワシントンの玄関口にロシアの政府専用機が到着した。
ロシアの民間軍事会社・ワグネルによる武装反乱の直後だっただけに到着前から話題を集めた。
政府専用機はターミナルビルから遠く離れた滑走路に留まり、そこに複数の車両が向かっていく。
タラップもつながれ、誰かが乗り降りしているのも確認できた。
空港で一体、何が行われていたのか。
アメリカ国務省はこの日の会見で「ロシアの外交官の移動に使うためでアメリカ政府が発着を許可した」と説明した。
去年2月のウクライナ侵攻以降、アメリカ政府は制裁の一環として
ロシアの民間機の国内への乗り入れを禁止している。
このため、外交官の移動に政府専用機が使用されたというのだ。
見学者からも「プーチンが乗っているのか」との声も挙がるなど話題を呼んだロシアの政府専用機の到着。
アメリカ政府は外交儀礼として発着を許可したとしてロシアにも同様の対応をするよう呼びかけている。