米が長距離ミサイルをウクライナに供与 ATACMSをすでにクリミア攻撃で実戦使用(2024年4月25日)
アメリカ政府は長距離ミサイル「ATACMS」をウクライナに供与していたことを明らかにしました。
アメリカ サリバン大統領補佐官
「アメリカはウクライナに新しい能力を提供している。バイデン大統領は2月、かなりの数のATACMSを供与するよう指示した」
ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官によりますと、「ATACMS」の供与は先月発表した軍事支援の一部に含まれていて、すでにウクライナに到着しているということです。
ただ、先月の時点では「ATACMS」の供与について明らかにしていませんでした。
アメリカメディアは今回供与された「ATACMS」は射程が300キロのタイプで、ウクライナ軍がクリミア半島にあるロシア軍の飛行場など、今月に入って2回、攻撃に使用したと伝えています。
サリバン大統領補佐官は「ATACMS」はロシア領内の攻撃には使われないとの認識を示したうえで、今後も供与を続けるとしています。
アメリカは去年10月に射程165キロの「ATACMS」を供与したとされていますが、ウクライナは前線から離れたロシア軍の拠点を攻撃するため、より射程の長い「ATACMS」を求めてきた経緯があります。
[テレ朝news]