モスクワ銃乱射テロ実行か“最も残忍”ISIS-Kとは?拘束の男「金のため」供述も【サンデーステーション】(2024年3月24日)
犠牲者が137人にのぼっているモスクワの銃乱射テロ。
犯行声明を出したのは過激派組織・イスラム国の中で最も残虐とされる集団、「ISIS-K」とみられています。
一体どのような集団なのでしょうか。
■モスクワ銃乱射テロで犯行声明か「ISIS-K」とは
モスクワでのテロから2日。ウクライナ全土では一時、空襲警報が発令されました。
(ウクライナメディア)「ロシアによる集中攻撃が続いています。すべての州で警報が出ています。シェルターに避難してください」
首都キーウでは、市民が地下に避難する事態に…
22日―。
「慌てないで、冷静に」
モスクワ郊外のコンサート会場で起きた“テロ事件”。
武装グループは銃を乱射し建物を放火。死者は137人に上っています。
FSB(連邦保安局)は、実行犯4人を含む11人をウクライナとの国境のロシア西部で拘束したと発表。プーチン大統領はウクライナの関与を示唆しました。
(ロシア プーチン大統領)「彼らは逃亡しようとウクライナ方面へ向かっていた。ウクライナ側には彼らが国境を越えるための窓口が用意されていた」
これに対し、ウクライナは…
(ウクライナ ゼレンスキー大統領)「プーチンはロシア国民と向き合い演説する代わりに丸一日沈黙し、(テロを)ウクライナと どう関連付けるかを考えていた。すべては予測できたことだ」
その一方で、西側メディアなどによると犯行声明を発表したのは、「過激派組織イスラム国ホラサン州」、通称「ISIS-K」(アイシス・ケー)。イラン東部やアフガニスタンを拠点とする最も残忍な集団として知られています。
(軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏)「元々チェチェンをはじめロシアと戦ってきた歴史がある。プーチン政権はチェチェンでイスラム教徒をたくさん殺したことが彼らにとっての戦いのモチベーション。プーチン政権は敵ということ」
ロシア国営メディアの編集長は、拘束した容疑者とされる人物の映像を投稿しました。
Q.どうして犯行を?
(容疑者とみられる人物)「お金のため」
Q.いくらのお金で?
「50万ルーブル(約80万円)」
Q.誰を殺せて指示された?
「そこにいた人たち」
今回のテロ事件の背景について専門家は…
(軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏)「背後にウクライナがいるっていうキャンペーンをこれからやるんですけど、そういったのを1つの手法として、彼らは単なる手駒でバックにお金を払った人間がいるということをプロパガンダでやりたい。ロシアとしてはプーチンが最初にウクライナ絡みみたいなことを言ったからロシアの治